ブログを始めてばかりだったり、ブログを頑張っているけど稼げない…という状態が続いたりしていると、
と思ってしまうことがあると思います。
- ああ
- ああ
- ああ
目安の時間は記事によって異なる
速報性が大事な記事:1~2時間
例えばトレンドブログなど、芸能人のスキャンダルを特集するブログでは、どうしても速報性が重要になります。
そのようなブログでは、執筆に時間をかけるわけにはいかないので、できるだけ早く記事を完成させることを重視しましょう。
調べ物しながら記事を執筆していき、なんとか2時間に抑えるといった感じでしょうか。
執筆スキルが上がれば、1時間で1500字くらい書くことができます。(↓の記事は4時間半で書いています)
初めて触れた芸能人や企業のニュースを取り扱う場合なら800字くらいに下がると思いますが、それでも2時間弱で1500字程度の記事を書ける計算になります。
最初から見出しを全て作っておいたり、自分独自のフォーマットや記事の流れを確立しておくことで、さらに執筆時間を短くする努力も大切でしょう。
意見系記事:4~8時間
「〇〇について思うこと」「〇〇を達成するために大事なこと」などを、当サイトではまとめて意見系記事と呼んでいます。
架空の記事タイトルですが、例だとこんな感じです。
- 大学の間にサークルにいくつ入るべきか
- 30代で転職を考えている会社員に伝えたいこと
- 【筋トレ歴5年】筋トレしてよかったこと10選
実際の商品を買う必要もなく、実際に何か契約してみる必要もなく、ただ自分の頭の中を文字にすれば良いので、一見楽なように思えます。
しかし、あなた独自の思索であっても、インターネットにはそれとほぼ同じ内容の記事が大量に溢れています。
ですから、中途半端で、自己満足レベルの意見系記事を書いても、全く上位に表示されず、PVも少なく、誰にも見られない状態になりがちです。
そんなときに大事なマインドが、
紙の本を出版する気持ちで書く
ということです。
自分の思いをしっかりと体系化してまとめ、紙の本として出版しても売れるくらいのクオリティにすることが重要です。
実際、あなたが今読んでくれているこの記事だって、意見系記事にすぎません。
私の「ブログの執筆時間」についての考えをどうしても多くの人に伝えたくて、検索上位を勝ち取りたいので、文字数を多く費やして表現しているのです。
1時間に1500文字書くとして、最低でも6000字、1万字を超えても全く余分ではないという考えから、「意見系記事の時間目安は4~8時間」としました。
商品レビュー:4~10時間
商品レビューは、実際の商品の写真が用意できるため、比較的短時間でボリュームを増やせますし、オリジナリティも担保できます。
しかし、それでも4時間はかけて、約4000字以上は文字も入れておきたいところ。
例えば、「Anker 622 レビュー」というワードで3位に上がっていたこちらの記事。
(ガジェビームというサイトの記事で、当サイトとは無関係です)
ただ1つの商品を紹介している記事にすぎませんが、大量の写真が使われている優れた記事です。
さらに、これだけ大量の写真を使っているにもかかわらず、文字数も6000字以上あります。
ブロガーの方は、これだけの労力を費やして3位を獲得されているのです。
自分の得意分野で、スラスラと書けるにしても、6000字書くためには4時間程度かかります。
さらに写真を何十枚と撮って、それらをリサイズ・圧縮して貼り付けていくだけでも1時間以上かかるでしょう。
そうなると、執筆スキルの個人差を考慮すると、「商品レビューには4~10時間かかる」といえます。
おすすめ◯◯選:6時間~1日以上
「おすすめ〇〇選」の記事は、他の記事の数倍~数十倍の労力を注ぎ込んで書きましょう。
なぜなら、
〇〇選記事は稼げる
稼げるから、個人も企業も必死になって記事を書いてくる
という現状があるからです。
〇〇選記事は、大量のAmazonリンクやアフィリエイトリンクを自然な形で貼ることができます。
さらに、〇〇選記事を見る読者は、その商品ジャンルに興味があって見ているわけですから、購入してくれる可能性も高くなります。
- 〇〇選記事で上位を獲得
- 購入意欲の高い読者が大量に訪問してくれる
- 購入のリンクから購入してもらえる
- 大量の収益発生
という流れになるわけです。
そのため、最近では名だたる大企業のサイトも、「△△におすすめの✕✕10選」などの記事をどんどん執筆しています。
「プロ超え」するために、検索市場をしっかりと分析し、
- どんな切り口で「〇〇選」を紹介すれば上位に載せられるか考える(執筆開始前の時間の増加)
- できるだけ多くの情報を仕入れる(調査時間の増加)
- 多くの情報を適切にまとめる(記事修正時間の増加)
などが必要になってきます。
さらに、新製品の発売に合わせてそれを紹介する、売り切れになった商品は「〇〇選」から外すなど、頻繁に更新が必要な記事タイプでもあります。
この記事では一応「6時間~1日以上」としますが、実際には2日、3日とかかる場合もあり、更新頻度も考慮すると時間計測は不可能になります。
テーマ決め:0~4時間
やはり、記事で扱うテーマを決めるのがしんどいです。
ブログを始めた頃は書きたいことが多いので、テーマがすぐに決まりますが、ブログを続けているとネタが無くなってきます。
そうなると、テーマ決めのためにGoogleやAmazonを巡ったり、ショッピングモールを徘徊したりことになり、時間をどんどん消費してしまいます。
また、このブログは「ブログ論」がテーマなのでお金がかかりませんが、筆者の別のブログは商品紹介系で、商品を買うのにお金がかかります。
筆者にはお金が無いので、ブログのために商品を買えず、テーマが決まらないまま4時間・・・ということもあります。
文章を書く:3~8時間
基本的に2000文字以上を書くようにしているので、ある程度時間はかかります。
ブログの記事は全世界に見られるものですので、あまりテキトーなことは書けません。
書きたいことが正しいか検証していると、3時間を軽く超えてしまうこともよくあります。
画像を作る:1~3時間
商品紹介であれば、その商品の写真を撮ったり、その写真のポイントを強調したり。
このブログでは記事内容が抽象的になりやすいので、わかりやすくするためにPowerpointで画像をたくさん作っています。
さらにその画像をリサイズしたり、圧縮したりすると、意外と時間がかかります。
記事の文章を書ききってからやるのは気がひけるので、「あとは画像だけ作れば公開できる」状態の下書きがいくつかあったりします。
装飾・見直し:ちょっと
最後に、太字やマーカーを使って読みやすくします。
装飾は比較的短時間でできるのですが、やはり「記事自体は完成した状態での追加労働」なので、気持ち的にはしんどいです。
でも、装飾の数分で、記事の読みやすさがグンと上がるならやるか・・・と思いながらやってます。
一部のブロガーさんの執筆が速い理由
さて、ここからが本題です。
ブログ初心者でもない筆者が1記事6時間もかけてるのに、有名ブロガーさん達の一部は、
- 慣れれば○時間で2000字書ける。時間がかかるのは慣れてないだけ
- プランが甘い。考え方を変える必要がある
などと言って情報商材を売ったりオンラインサロンに勧誘したりしています。
筆者が考えるに、このような主張は「ある見方では正しく、見方を変えると間違い」、つまりミスリードです。
一部の有名ブロガーさんが、短時間で記事を書ける理由は以下のようなものがあげられます。
1. 執筆スキルが鍛えられたから
1つ目は、もちろん「スキルの向上」です。
有名ブロガーさんは、少なくとも2000字以上の記事を200個は書いていると思いますから、執筆スキルはかなり高いです。
同じことを説明しようとしても、初心者と上級者では、かける字数と時間に大きな差があります。
上級者のほうが、たくさん言葉を使って、丁寧にわかりやすい文章を書けますし、書くことを頭が自動で整理するので執筆も速いです。
ですが、一部の有名ブロガーさんの執筆時間はそれでも短すぎる気がするんですよね・・・そこで他の理由を考えてみます。
2. 同じことを書いているから
次の理由が「同じことを何度も書いているから」です。
「同じことばかり書いて記事を増やすなんて卑怯だ」と思うかもしれませんが、それは間違いです。
会社員からの転職について書いた、架空のブログを例に出します。
そのブログに、次のような記事があったとします。
- A. 会社員がスキルアップするには?スキマ時間の活用法
- B. 会社員がスキルアップを目指すときにおすすめな本10選
- C. スキルアップできる会社員に共通するのは〇〇です【心構え】
AもBもCも、「会社員のスキルアップ」について書いています。
すると、「スキルアップする意味とは?」という内容を書いていくとき、同じ文章(または似た文章)を流用できます。
さらにこのやり方には、流用による執筆時間短縮以外にもメリットがあります。それは、
- サイトの滞在率アップ
- SEOに強い(専門性を獲得できる)
これらのメリットはこの記事では解説しません(別記事で解説するかも?)が、戦略として間違っていないのは確かです。
しかし、これを「慣れ」「執筆スキルの差」というのは少々ミスリードです。「慣れ」と「経験」の微妙な差で、勘違いを生んでいるような気がします。
3. 「信者」が多いから
有名ブロガーさんの一部には、大勢の「信者」を持っている方がいらっしゃいます。
その「信者」さんは、そのブロガーさんのことを知りたくてブログを訪問します。すると、何が起きるでしょうか。
よく言われる「あなたの日常・身の上なんて、読者にとってはどうでもいい」というルールが崩壊するのです。
ただ日常や身の上を語るだけで、価値ある記事・読まれる記事が書けるのです。
自分のことは調べる必要なんてないですし、肖像権・著作権含め全て無視できます。そりゃあ記事書くの早くなるわ、って感じです。
初心者ブロガーは時間をかけよう
初心者ブロガーは、とにかく時間をかけましょう。
一つ一つの記事を全力で、他のどんなメディアの情報量にも負けないことが大切です。
間違っても、
- 有名ブロガーさんが「○時間で書ける」って言ってる!
- そのブロガーさんの記事はこんな感じなんだ!
- じゃあ、それと同じように書いていけば良いんだ!
という思考回路にならないように注意です。そのブロガーさんはインフルエンサーで、あなたは一般人であることを忘れずに。
毎日更新しなくてよい
「とにかく時間をかけよう」と、「成功するなら毎日更新」は矛盾します。
矛盾したら、毎日更新の方を諦めてください。1記事にかける時間が短くなると、ゴミ記事を量産することになります。
毎日更新よりも、自分にあったペースで、ブログを継続していくことが大事です。
1日1記事で100日より、10日に1記事で300日(=30記事)のほうが良いということを忘れずに。
まとめ
- 調べ物・画像作成などにも全力をつくそう
- 執筆が速いのは、スキルが高いからだけではない
- 信者さんが多いブロガーは、記事作成がグッと楽になっている
ちなみに、この記事に出てくる「有名ブロガーさん」は、明確なモデルがいます。この記事は、実はその人のことを書いてます。
ブログ界隈に詳しい人なら、わかってしまうかもしれませんね・・・